餅による窒息事故
あけましておめでとうございます(もう1月3日!)
この時期になるとどうしても発生するのが「餅による窒息事故」である。官公庁もこのことに気づいており、東京消防庁などはキャンペーンを展開している:
「窒息事故に気をつけて」
このキャンペーン記事によると、東京消防庁の管轄内では平成18年の年末~平成19年の年始にかけて、餅による窒息事故で26人が救急車で搬送されたとのことである。
その内訳は、
- 20代 8%
- 50代 4%
- 60代 19%
- 70代 46%
- 80代 19%
- 90代 4%
ということで、60代以降がほとんどを占めているということである。
しかも、死亡、重篤、重症に分類される急患が12人であり、搬送された人の約半数の約半数はアウトになっているか、かなりヤバイ状態ということである。
全国の死亡者数の中に占める、「餅による窒息死」の割合はどうかというと、小職の簡単な調査では正確にはわからない。
しかし、厚生労働省の『平成18年人口動態統計月報年計(概数)の概況』によると、平成18年の不慮の窒息による死亡者数は9101人で、全死亡者数の0.8%を占めている。大げさに言えば、死因の約1%は不慮の窒息によるわけである。
船橋市のウェブページ「市民とともに考える救急医療シンポジウム2006 家族で知ろう 転ばぬ先の予防医学~高齢者救急~」のデータによると窒息事故の際に詰まらせたものの24%は餅であることがわかる。これは船橋のデータだが、仮に全国でも同じ状況だとすると、0.8×0.24=0.2%、死因の0.2%は餅による窒息ということになる。
まあ、少ないといえば少ないが、500人に1人は最後には餅で命を落とすことになるわけである。餅にはよく気をつけましょう。
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コメント
明けましておめでとうございます。
2008年、末広がりの八ですね。なんかいい事がありそうです。
宝くじ・・
300円が一枚だけ当たってました。
3枚買ったのであと600円回収せねばなりません。頑張ります。(でもどうやって・・)
この寒い時期に6日から暖かいとこですか、うらやましい。。。
過酷なのも嫌ですが、2回目だし、そう思って行かれた方が油断せずに安全かも。
おせちも飽きてきた頃なので、パンが一層おいしいでしょうね。
ご安全に。
投稿: おじゃまします | 2008.01.03 23:49
宝くじが当たっていたそうですね。1枚300円でしたっけ?三分の一だけ回収ということのようですが、全然あたらないよりは良かったのでは?
現在実家ですが、明日から勤務地に戻ります。
毎日、お節+鍋、お節+餃子というように必ずお節と何かのコンビネーションばかり食べていたので、食事に飽きてきました。
カンボジアでは食事を控えめにしてダイエットしたいと思います。
投稿: fukunan | 2008.01.04 00:06