大卒研究職社員の資質
「大卒研究職社員の資質「期待上回る」は1% 文科省調査」(アサヒ・コム 2007年10月27日)
文部科学省が民間企業1791社を対象に行った「民間企業の研究活動に関する調査」によると、民間企業にとって「期待を上回る」学士は1.0%、修士は1.4%、博士は2.6%だそうで。
とはいえ、学士、修士、博士のいずれも「ほぼ期待どおり」は60%程度あるということで、実はあまりたいした問題ではないのではないかと思う。みんな騒ぎすぎである。
企業側からは「基礎教育の内容・方法が不十分」とか「企業ニーズに無関心など企業研究者としての自覚に欠ける」とか「独創性が育っていない」とか、まあ予想通りの苦情が寄せられている。じゃあ、採用のときに気をつけろよ、と言っておきたいと思います。
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