バビロニア・ウェーブ
勘弁してよー、というのが感想。
何事かというと、創元SF文庫版『銀河英雄伝説』を宮脇書店に買いに行ったところ、となりに堀晃『バビロニア・ウェーブ』を発見してしまったという事件が発生したのである。
バビロニア・ウェーブというのは「銀河面を垂直に貫く直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」のことである。光が片道でも5380年、古代バビロニアの頃から現在までの時間かかって旅するわけであるので、この名前がついた。この光の束に斜めに鏡を差し込んで膨大なエネルギーを得る計画が進められているというのが全体の大きな筋である。もちろん何でこんなレーザー光束があるのか?という謎解きの方が重要であり魅力的なわけだが。
結局、この本も買う羽目になった。勘弁してよーと思う。
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