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2007.08.31

マジちゃん(つづき)

宇部ではまだまだマジちゃんブームが続いている。

宇部日報には「マジちゃん、全身初披露」なる記事が掲載された。
また、アルク宇部恩田店では「マジちゃんパン」が登場したとのコトである。

このままでは常盤公園のカッタ君の地位が危うい。

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イノベーション論の空しさ

イノベーションの重要性についての議論はあちこちで聞くが、イノベーションを起こしたわけでもない人々によるスキームだけの話はつまらないし空虚である。

狭い分野で言えば、知的財産権や著作権に係っている人たちの議論もそう。人の創作物を活用して儲けようという、つまり人の褌で相撲をとろうという気が見え見え。彼らホモ・サピエンス(知恵ある人)には自ら実際に発明・発見をしようという意志が全くないので、彼らの発言は小生のようなホモ・ルーデンス(遊ぶ人)またはホモ・ファーベル(工作人)の琴線には全く響きまへん。

ものづくりの醍醐味は大儲けをたくらんだりすることではなく、ものをつくることそのものにある。ここで紹介する本はその醍醐味というか興奮というか狂喜というかを教えてくれる。とくにセグウェイの発明者へのインタビュー記事には共感を覚える。

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2007.08.30

バビロニア・ウェーブ

勘弁してよー、というのが感想。

何事かというと、創元SF文庫版『銀河英雄伝説』を宮脇書店に買いに行ったところ、となりに堀晃『バビロニア・ウェーブ』を発見してしまったという事件が発生したのである。

バビロニア・ウェーブというのは「銀河面を垂直に貫く直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」のことである。光が片道でも5380年、古代バビロニアの頃から現在までの時間かかって旅するわけであるので、この名前がついた。この光の束に斜めに鏡を差し込んで膨大なエネルギーを得る計画が進められているというのが全体の大きな筋である。もちろん何でこんなレーザー光束があるのか?という謎解きの方が重要であり魅力的なわけだが。

結局、この本も買う羽目になった。勘弁してよーと思う。

バビロニア・ウェーブバビロニア・ウェーブ
堀 晃

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2007.08.28

いまさら銀河英雄伝説

書店のSFのコーナーをブラブラしていたら創元SF文庫のところで平積みになっているのを発見した。おお、SFの殿堂入りだ!と驚いた。

かつては徳間ノベル版で全10巻を集めていたが、そのときの表紙イラストは加藤直之。しかし、中のイラストは重厚感がなく、あまりいただけなかった。道原かつみ版の漫画もちょっとなーという感じだった。今回の創元SF文庫版の表紙は『2001夜物語』や『ヤマタイカ』でおなじみ(?)の星野之宣!うちの本棚に並べるに耐える装いである。

創元SF文庫版に寄せた田中芳樹の文章が良い。Books談ではPOPにも引用されていた:

二十年前に完結した『銀河英雄伝説』という作品は終(つい)の棲処(すみか)を得た。ありがたいかぎりだ。

よし、コレは全部そろえよう。

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
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2007.08.27

出会ってはならぬものが出会ったとき

観光客「ショック」羅臼沖業者「近づかないで」 くじらウオッチング船眼前で捕鯨」(北海道新聞 2007年8月25日(土)13:00)

ホエールウォッチングの船の眼前でツチクジラの捕鯨が行われてしまったのだという。

「周りの海は血で赤く染まり、観光客からは「ショック」との声が出、「気分が悪くなった」と話す外国人客もいた。」

小生は捕鯨反対派でも賛成派でもないので(クジラ肉どころかイルカ肉を食べたこともある。アレは不味い)、捕鯨についてはどうでも良いのだが、当人たちにとっては自由惑星同盟と銀河帝国の初接触(わかる人いるのだろうか?)並みの衝撃だっただろうと思う。

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2007.08.26

猫の恋

今、近所で猫たちがニャーニャーとうるさく鳴いている。しかし猫の恋というのは初春の季語だそうである。だから俳句はダメなんだ!その点、読まれた時点はともあれ、季節に縛られない和歌・短歌は良いと思う。春夏秋冬の季節のほか、恋とか雑とかいう分類があるし。

うらやまし声もをしまずのら猫の心のままに妻こふるかな 藤原定家

定家は上手いねぇ。正二位権中納言(※)まで昇任しただけある。

※正二位なのに権中納言(従三位相当職)というのが解せん。

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2007.08.25

日本ワークス

今日は家でダラーっとしていたのだが,「日本ワークス」とかいうところから電話がかかってきた.直感的に迷惑電話だと思ったので,「○○は居ません」とお返事してお引取り願う.

あとでネット上で「日本ワークス」をググッてみたらやはり迷惑電話企業として有名であるらしい.何を売りつけられるんだか知りませんが気をつけましょう.

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2007.08.24

台湾で考えた

先日、2泊3日で台湾に出張した。

過去何回も中国大陸に出張した経験をもとに台北の街を眺めると、なんと綺麗な国なんだろうと思う。同じ中華社会であっても、交通ルールが守られているだけでも大違い。言論もかなり自由らしい。台湾のいい面を見た後で思うのは、この国(国際的には「地域」扱い)が常に大陸側からの脅威に曝されているということだ。忠烈祠の衛兵交代を見物したが、そのときに思ったのは、この精悍な衛兵たちの姿は自由社会を守ろうという台湾市民の意志の象徴なのだろうということだ。

台湾で思い起こしたのは最近読んだ本、別宮暖朗著『軍事学入門』のこと。いろいろと目から鱗が落ちる話が多かった。以前は非武装中立の思想に惹かれるものを感じていたが、この本を読んだ結果、自国を弱く見せることこそ戦争を誘発するのだということを認識した。また、容易に降伏することは同盟諸国への裏切り行為であることも認識した。かつて第1次世界大戦でドイツに対して毅然として立ち向かったベルギーの姿は精神的に素晴らしいだけでなく、政治的にも正しいことである。

平和とは現状維持であるということの認識も重要である。中華人民共和国の一部でもなく、独立国でもなくという不安定な状況にありながらも、現状を維持するために軍事、外交、経済などあらゆる方面で努力を続ける台湾の姿には、日本も見習うべきことが多いと感じた。

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2007.08.23

マジちゃん?

宇部市の市役所の近くを流れる真締川にアザラシが出現。その名も「マジちゃん」。

愛読紙、宇部日報にも載っているし:
「真締川河口に野生のアザラシ」、「真締川のアイドル“マジちゃん”」宇部市もホームページを作るし、大騒ぎだ。勤め先の人も見たそうで、かなりの話題になっている。小生も見れたらいいなぁと思う。

ところで、瀬戸内海というか、周防灘というか、アザラシの生息地なのだろうか?

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2007.08.22

圓山大飯店

圓山大飯店
ここ数日、台湾に出張。
仕事のついでに名所巡りをしたのだが、ここは圓山大飯店。凄い中華風。

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2007.08.14

プリンシェイク

プリンシェイク
これはウマイ。ポッカのプリンシェイク。プリンの食感と程よい甘さが堪らない。箱買いしたい。

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2007.08.11

貝汁のみちしお

貝汁のみちしお
今日は下関の菊川町まで出張。
帰り道では、ドライブイン「みちしお」で貝汁を堪能。やはりうまい。
ちなみにみちしおの看板、店名よりも「貝汁」の表示の方がよっぽど大きい。
詳細は「みちしお」のホームページを.

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2007.08.10

納涼船

納涼船
今日は夕方から勤め先の親睦会の納涼船に乗船して瀬戸内クルージング。
海の上はさすがに風が強くて涼しい。夕暮れの景色もなかなかのもの。ただし、帰りは真っ暗で夜景はあまり魅力なし。

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2007.08.09

バスチケット

バスチケット
クレタ島には鉄道なんて無いので、バスが重要な交通機関である。
バスに乗ると、切符係が来るので行く先を告げて、その金額額分の切符をきってもらう。
写真の切符の組み合わせだと2.6ユーロということになる。

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2007.08.08

クレタ土産

クレタ土産
クレタ島のアギオス・ニコラオスの食材屋で購入したシナモン。クレタ産だそうで。
とりあえずコーヒーに使ってみるが、こんなにたくさん使いきれるのだろうか。
匂いはいい。

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2007.08.07

この日,ワールド・ワイド・ウェブが始まった

Wiredの"Aug. 7, 1991: Ladies and Gentlemen, the World Wide Web"という記事より.

1991年8月6日16時(GMT)(日本では1991年8月7日(水) 午前1:00),ティモシー・ジョン・バーナーズ=リー(Timothy John Berners-Lee)が「World Wide Web プロジェクトに関する簡単な要約」を alt.hypertext ニュースグループに投稿した.「この日、WWW はインターネット上で利用可能なサービスとしてデビューした。」(Wikipedia)

グーグルで"alt.hypertext newsgroup world wide web"と入力して検索すればティモシー卿(2007年6月13日にサーの称号を得たのですね)のメールの全文が読めますが,一応,引用(ほとんど全文)しておきましょうかね.

WorldWideWeb - Executive Summary


The WWW project merges the techniques of information retrieval and hypertext to make an easy but powerful global information system.


The project started with the philosophy that much academic information should be freely available to anyone. It aims to allow information sharing within internationally dispersed teams, and the dissemination of information by support groups.


Reader view


The WWW world consists of documents, and links. Indexes are special documents which, rather than being read, may be searched. The result of such a search is another ("virtual") document containing links to the documents found. A simple protocol ("HTTP") is used to allow a browser program to request a keyword
search by a remote information server.


The web contains documents in many formats. Those documents which are hypertext, (real or virtual) contain links to other documents, or places within documents. All documents, whether real, virtual or indexes, look similar to the reader and are contained within the same addressing scheme.


To follow a link, a reader clicks with a mouse (or types in a number if he or she has no mouse). To search and index, a reader gives keywords (or other search criteria). These are the only operations necessary to access the entire world of data.


Information provider view


The WWW browsers can access many existing data systems via existing protocols (FTP, NNTP) or via HTTP and a gateway. In this way, the critical mass of data is quickly exceeded, and the increasing use of the system by readers and information suppliers encourage each other.


Making a web is as simple as writing a few SGML files which point to your existing data. Making it public involves running the FTP or HTTP daemon, and making at least one link into your web from another. In fact, any file available by anonymous FTP can be immediately linked into a web. The very small start-up effort is designed to allow small contributions. At the other end of the scale, large information providers may provide an HTTP server with full text or keyword indexing.


The WWW model gets over the frustrating incompatibilities of data format between suppliers and reader by allowing negotiation of format between a smart browser and a smart server. This should provide a basis for extension into multimedia, and allow those who share application standards to make full use of them across the web.


This summary does not describe the many exciting possibilities opened up by the WWW project, such as efficient document caching. the reduction of redundant out-of-date copies, and the use of knowledge daemons. There is more information in the online project documentation, including some background on
hypertext and many technical notes.


Try it


A prototype (very alpha test) simple line mode browser is currently available in source form from node info.cern.ch [currently 128.141.201.74] as


/pub/WWW/WWWLineMode_0.9.tar.Z.


Also available is a hypertext editor for the NeXT using the NeXTStep graphical user interface, and a skeleton server daemon.


Documentation is readable using www (Plain text of the instalation instructions is included in the tar file!). Document


http://info.cern.ch/hypertext/WWW/TheProject.html


is as good a place to start as any. Note these coordinates may change with later releases.

で,日本初のウェブ・ページ(1992年9月30日KEK発信)についてはこちらを参照

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参議院のお仕事

先日の選挙で与野党が逆転した結果,参議院がにわかに注目を集めている.以前は参議院不要論まであったのに,江田五月氏が議長に就任し,野党に主導権が渡った今,国政に多大な影響を与える場所として存在感を増しているわけである.

で,参議院について何か知っているかというと,結構知らないので参議院のホームページを見て勉強してみることにした.

まず英語名称であるが,House of Councillorだった.Councillorは評議員ということだから,何か偉そう.まあかつては貴族院だったし,欧米では上院=元老院にあたるわけだから,衆議院よりも権限が弱いとはいえ,威厳がある.ちなみに,平安朝の大納言はCouncillor of Stateである.全国各地から選出された大納言が東京に集まって審議するのが参議院である.

ホームページ上では情報がたくさん提供されていて全部読むのが大変である.そこで裏技として読むべき場所は「よくある質問」と「キッズページ」である(わき道にそれるが,だいたい,子供向けページというのは大人が読んでも為になる.適度に要約されていてわかりやすい.小生は週末にはNHKの「こどもニュース」を見て勉強していた).

参議院についての知識として大事なことを「よくある質問」から引用しておこう:

Q. なぜ日本は二院制を採用しているのですか

A.  国会は、衆議院と参議院の二つの議院から成り立っています。このしくみを二院制といいます。
 二院制の利点としては、
(1)国民の様々な意見をできるだけ広く反映させることができる
(2)一つの議院の決めたことを他の議院がさらに検討することによって審議を慎重に行える
(3)一つの議院の行き過ぎを抑えたり(抑制)、足りないところを補ったり(補完)できる
 ことなどがあります。

今後の国会運営では次の事項が重要になるだろう:

Q. 両院協議会とは何ですか
A.  国会の意思が成立するためには、両議院の議決が一致することが必要です。両議院の議決が一致しない場合には、両院の意思の一致を図るための話し合いが開かれることがあります。それが両院協議会です。両院協議会は、予算の議決、条約の締結の承認、内閣総理大臣の指名について両院の議決が一致しない場合には、必ず開かれます。  両院からそれぞれ10人の委員を選出して協議を行い、協議案が出席協議委員の3分の2以上の多数で議決されたとき成案となります。成案は、両院でそれぞれ審議されます。  予算の議決、条約の締結の承認、内閣総理大臣の指名について協議が整わない場合は、憲法の規定により衆議院の議決が国会の議決となります。

こういうQ&Aは面白いと思う:

Q. おみやげは買えますか
A.  みやげ物店は、参議院側では、参議院別館の議員面会所と議員会館の地下2階にあります。議員面会所には手続きなしで入れます。なお、国会議事堂見学の場合、出口はみやげ物屋の反対側ですので、見学の前にご利用いただくことをおすすめいたします。

キッズページ」はなかなか充実していて,普段見られない角度からの写真(議長席からの写真)(「議長の仕事」)は壮観である.「みんなどんな仕事をしているの?」では,議員以外の参議院の職員が1300人いることがわかったり,衛視や掃除をする人の写真があったりする.あと「国会クイズ」は結構難しい.

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2007.08.04

ブライアン・メイ博士

ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ氏(60)が、ロンドンのインペリアル・カレッジに天文学の博士論文を提出(2007年8月3日)。(出典:アサヒ・コム「「クイーン」ギタリストが天文学の博士論文提出」2007年08月04日

ご本人のサイトにもニュースが出ています.

以前,ハンマー投げの室伏が中京大大学院で博士号を取得することになった記事を書いたが,これも有名人の博士号チャレンジの話.よく頑張ったものだと感心(えらそう).

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セカンドライフの話,これでおしまい

プロのライターの文章はたいしたものだと思った.小生と同い年の人がいいことを書いていたので紹介する:新 清士「ディズニーランドにはなれない「セカンドライフ」」(NIKKEI NET 2007年8月3日).2ページ目のこの辺りが,小生も同感である.

そんなに時間を使って、金を払って、広告をわざわざ見るためにセカンドライフにアクセスしたいだろうか? このリピート数の圧倒的な少なさは、ユーザー同士がオブジェクトを作り出すことによる本当の楽しさがどこかに置き忘れられつつあるセカンドライフの本質を示しているように思う。

そうそう.コミュニケーションも重要なのだが,やはり仮想空間におけるものづくりの可能性の方が重要なのだろうと思う.まず,ユーザーフレンドリーではなくメーカーフレンドリーな空間であってほしいものだ(メーカーといってもDIYの人たちのことであって,企業じゃありません).

セカンドライフの話,これでおしまい.

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2007.08.03

セカンドライフはバズワード

小生はセカンドライフに「仮想実験室(プログラミングや物理シミュレーションを行うための)」としての魅力を感じてはいるのだが,コミュニケーションツールとしてはほとんど魅力を感じていない.まあ,セカンドライフに参加しない要因は,先の記事に書いたように,ファーストライフが忙しいからだというのがある.

セカンドライフに対する疑義申し立てのブログとして次のものがあった:「Kojii.net ココログ別館:セカンドライフは失敗する」.この記事で小生の琴線に触れた意見は以下の2つである(引用文と小生の意見を記述しておく):

「突き詰めると「ネットを通じた、見知らぬ人とのコミュニケーション」であるわけですけれども、この手のサービスが仮想空間やアバターなんぞを必須としていないことは、成功しているサービス、たとえばかつての NIFTY-Serve や、最近だと mixi を見れば一目瞭然。むしろ、テキストベースだからこそ、うまく行っているんじゃないかとも思えます。なまじっかリアルワールドっぽい状況になると、却って生々し過ぎてダメなのかも。」

コミュニケーションの際,情報量を抑えた方がいいということはよくある.テレビ電話の技術があっても利用することはあまりないという現状を見るとそう確信する.

「何をするにもリンデンドル (でしたっけ ?) が必要とかいう、変に資本主義の論理が生々しく出てくるシステムがどうとかいう話もありますけれど(後略)」

このことの方が重要かも.「セカンドライフで稼ぐ!」というセリフをネット上でよく見かける.セカンドライフという空間を新たな「ブルーオーシャン」としか見ないコンサルたちが,セカンドライフをバズワードとして企業群を扇動し,利用者たちから薄く広く収奪しようとしているように思える.

資本主義の話が出たついでにセカンドライフの物価についても考えてみたい.セカンドライフ内通貨のリンデンドルのレートは現在,1ドル=270リンデンドル程度だとか.服やアクセサリーが50~300リンデンドルということだから,まあ,1000円あればオシャレができるということか・・・バーチャル世界のくせに結構高いな.まあ物価が意外に高い理由はわかる.工業化が進んでいないから,手作りに頼らざるを得ないからだ(スザンヌ・ヴェガのギターをセカンドライフ内で作成するドキュメンタリー(?)を見たが,ものすごい手間だ).だが,現実世界に比べると労力の割りに儲けが少ないということになるだろう.なんかアンバランスだな.

ここでセカンドライフ経済についての将来予測(セカンドライフが持続すれば,の話):セカンドライフに進出した企業群は労賃の安い国からセカンドライフ内労働者を集め,様々な低価格コモディティを作成するであろう.そして先進国のユーザから薄く広く稼ぐであろう.実体経済をそのまま反映しているようでつまらんな.

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セカンドライフ?

セカンドライフという3Dオンライン スペース=バーチャルワールドが少し前に話題になった.その内容については,面倒なので,「Second Lifeって何?」を引用する:

バーチャルワールド Second Life は、すべてユーザーが創造し発展させてゆく、永続的な 3D オンラインスペースです。 巨大で急速に拡大していくこの世界では、想像できるあらゆるものを創造し実現できます。 内蔵のコンテンツ クリエーション ツールを使って、リアルタイムで他の住人と協力して、想像できるものを何でも作ることができます。 詳細にこだわったデジタル ボディ (「アバター」) により、豊かでカスタマイズ可能なアイデンティティが作れます。 膨大な数のコンピュータのネットワークで実行され、人口増加とともに拡大するパワフルなフィジックス シミュレーションによって、あなたは深いインタラクティブな幾万エーカーにも広がる本物そっくりの世界に完全に入り込みます。3D コンテンツを設計し販売する能力と、土地とマイクロ通貨 (実際の現金に交換可能) を所有し開発する能力とを組み合わせ、Second Life に本物のビジネスを構築することができます。

まあ,「あっち」の世界に移民してあれこれすることが可能になりましたということだ(すごい省略).

「こっち」の世界=ファーストライフで生きがいを見出せない人,「あっち」の世界で一発逆転(?)を狙う人,新たな出会いや商機を求める人など,いろいろな目的を持った人々が殺到するものと思っていたが,いまのところそうでもないようだ.以下,ログインもしていない小生が偉そうに執筆する所存.

セカンドライフに関する調査--セカンドライフの利用者はわずか1%未満」というCNETの記事によるとインターネット利用者の中でも普及はまだまだとのことである(300人中4人).

でもまあ,利用者の割合が少なくても,日本全体で何万人かは参加しているはずである.現在のセカンドライフ内はどんな様子だろうか?

「探偵ファイル:話題の『セカンドライフ』に潜入/多田」という記事によると,セカンドライフの中は閑散としているらしい.セカンドライフ利用者たちによる様々なブログを読んでみたが,やはり「閑散」という印象が強いようだ.広大なバーチャルスペースに対して実際にログインしている住人(アバター)の数が少なすぎるのだろう.

メディアパブ:日本語化で過熱するセカンドライフ,その実態は?」という記事は,セカンドライフを主催するLinden Labの統計データを分析して以下のように述べている.

遠い将来に夢を託すだけなら問題ないが,今すぐの成果を期待すると大失敗となりかねない。なのに,期待を抱きすぎたのか,SL(筆者注:セカンドライフの略)に進出した企業からは,早くも落胆する声が聞こえ始めている。仮想空間で企業活動を始めてみたものの,閑散として閑古鳥が鳴くだけと。アクティブアバター数が全世界でわずか50万人弱で,オンライン中のアバターとなるとピーク時でもなかなか4万に届かない(冒頭の統計データでは3万314アバター)。現状では,アバターの姿がまばらなのも不思議ではない。よほど面白いイベントでも仕掛け続けないと,アバターが集まってくれそうもない。これはSLに限った話ではないが。

こういう数値的分析に対して批判もある.「Social Networking.jp:メデイアパブですらセカンドライフの表面的な評価しか出来ない謎(日本ナレッジマネジメント学会専務理事 山崎秀夫)」という記事では,以下のようにメデイアパブの記事を批判している.

 もっとメタバースを体感し欧米の評価を見てから判断しましょうね。と思います。  なぜならばメタバース=3Dインターネットは明らかに現在のインターネットサービスから欠落したパズルであり、時間と空間をインターネット上で共有する仕組みが現実的なものになりはじめているからです。  それが動画会議の方が人形劇のシミュレーション会議より実現性が優れているとか議論するならば判りますが、自らが体験していないからと言って、頭から水を掛けるような議論を展開するのはどうでしょうか?

確かに,利用者数の動向を見るだけで,あるいは内部をちょっとうろついてみるだけで,駄目だこりゃと判断してはいけない.体感していない小生が偉そうに述べるのはまことに恐れ多いことである.ただ,(1)閑散としている現状ではコミュニケーション空間(企業にとってはマーケティング空間)としての機能はまだ期待できない,(2)セカンドライフの訴求点を明確に示せないと,利用者が増加せず,上述のような否定的な言説に負ける,という2点だけは言えると思う.

小生にとってのセカンドライフの魅力について述べる.小生は今ほどセカンドライフが話題になる以前,中嶋謙互「Nintendo DSがもたらすもの」(「ユリイカ」2006年6月号)という記事を読んで,セカンドライフに非常に興味を持った.なぜかというと,仮想空間上でオブジェクトにプログラムを貼り付けることにより「ものづくり」に挑戦できることが紹介されていたからである.セカンドライフのソーシャル・ネットワーキング的側面よりも仮想実験室を手に入れるということに強い魅力を感じたわけである.こういうようなセカンドライフの魅力についての情報が充実しないと,利用者は増加しないだろう.

で,今,小生がセカンドライフに参加したいかというと・・・.残念ながらファーストライフ=「こっち」の世界でのコミュニケーションだとか,ものづくりだとかに追われていて,セカンドライフに費やす時間は無いのである.

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2007.08.02

クレタ旅行

ようやく重い腰を上げ、クレタ旅行のウェブページ作りを行った。
とりあえず、旅程や写真の一部をアップしたので、まあ皆さん見てください。

Greececrete

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2007.08.01

唐沢俊一氏が盗用?

熱心なファンとは言えないが、唐沢俊一氏のトリビアルなネタは大好きで、著作を何冊か持っているし、氏のサイトの「裏モノ日記」は頻繁に読んでいる。一時期のトリビアブームはタモリ、八嶋、高橋の3氏の話術、および「へぇ」ボタンという小道具の効果もあるが、基本的にはこの人の功績である。

切り込み隊長のブログ経由で知ったのだが、唐沢俊一氏による盗用疑惑が発生している。氏が出した『新・UFO入門』に漫棚通信氏の文章が盗用されているというのだ。詳細は漫棚通信氏のブログ「漫棚通信ブログ版」に記載されているので、ご参照ありたい。

ネタを探し続け、面白く紹介するのは非常に大変な作業であるが、氏もやらかしちゃったのだろうか?
(ちなみに小生はかつて氏のサイトにトリビアなネタをいくつか投稿していた経験を持っている。別に採用も何もされなかったが、ネタ探すのは大変だった。クイズと同じで、「誰もが知っている人やモノに関連する、あまり知られていない事実」を持ってくるのはそう簡単ではない。)

唐沢氏からのコメントはこれ

この事件(?)に対する反応として以下のものを紹介しておく:

幻視球「『新・UFO入門』と、唐沢氏の新書10年計画 」
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記「泥棒が被害者を「俺が盗んだことをバラしたら訴えるぞ」と脅す」
Sankei WEB 【竹熊健太郎 たけくまメモ出張版】ブログからの盗用疑惑

みんな厳しいな。当然か。

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50年後の世界

NHK BSで「50年後の世界」というドイツZDF製作のドキュメンタリーをやるそうである。

ニューヨーク市立大学のミチオ・カク教授がナビゲータを務め、50年後の医療、50年後のエネルギー、50年後の都市を紹介するというのである。

ウェブページの情報によると、三次元プリンターで移植用臓器を作ったり、体調をマイクロチップで監視したり、量子ドット太陽電池で太陽光から80%以上のエネルギーを取り出したり、とまあ大変な世の中になるそうだ。ナビゲータのミチオ・カク教授のキャラクターも何か濃いぃ。

よし、見るか、と思ったが、うちでは残念ながらBSは見れないのだった。

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