Urdu is sweeter when written by hand
Wiredの記事によると、インドのチェンナイでは、手書きの日刊新聞が作られているそうである。
日本でも以前は、学校の先生が手書き&印刷機で教材や保護者へのお知らせを作っていた。
小生も高校の頃に(美術部だったのに)文芸部の雑誌作成を手伝って、手書きで原稿&イラストを書いたものである。ちょうどワープロが普及し始めた頃だったので、ワープロによる原稿作成にも挑戦してみたものの、小さい液晶ディスプレーで苦労した。
その後、Macが登場し(Plusとかでも40万円を超えていたはず。高校にDynaMacを持ってきた猛者がいた)、DTPが始まり、手書きで印刷原稿を作ることが減ってきて、今に到るわけである。
Wiredの記事で紹介されているのはウルドゥー語の手書き日刊紙"The Musalman"。ちゃんと締め切りに間に合うからすごい。植字工ならぬ筆記工(カリグラファー)は1頁書くと60ルピー=約1.5ドルをもらう。ちなみに新聞の値段は1部1セントだそうで。
いずれデジタル化の波に飲み込まれるのだろうが、編集長は"Urdu is sweeter when written by hand"と言っている。
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