査読の仕事が多い
アカデミックな仕事は、どれだけ、審査付き(レフェリー付き)の論文を発表したのかということによって評価される。近年、日本だけでなく、世界各国で、研究者の業績主義が広がり、論文の大量生産が行われている。粗製乱造を嘆く者もいるが、量があれば、その中から質の高いものが生まれるので、嘆かわしく思う必要は無い。
問題なのは、査読者(レフェリー)の不足である。レフェリーは表に名前が出ず、業績にもならず、時間ばかり取られ、完全なボランティアであるため、断る者が多い。
このような状況の中で、小職は、科学技術発展のため、査読の依頼は断らない主義である。と、高い志を持っていたら、バンバン、世界各地(というか、いろいろな国際誌)から査読の依頼が来やがる。2週に1本のペースである。
こうなったら自棄である。どんどんかかってきなさい。
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