死を覚えよ(1) 良く死ぬことは可能か?
私の最大の関心事は己の死である。私が死んでしまうのが恐ろしい。日中の忙しいときにはそれを考えることがないが、就寝の時、身を横たえている時、ふと、そのことを思い恐怖することがしばしばある。
どうも死後の世界は無いようであるから、死んだら、そこで私の思考や感情は止まり(あるいは消え)、もはや死に怯えることはないだろう。
問題は死に到るまでの過程である。死が迫りつつある時(実は今も一刻一刻迫っているのだが)、死の恐怖に耐えられるのだろうか?もし耐えうる方法があるのなら、あわよくば、充実した思いで過ごせる方法があるのなら、その方法が知りたい。つまり、良く死ぬことが可能であるのかないのかを知りたいのである。
この、良く死ぬことは可能か? という問題についてこれまで様々な知見を集めてきた。以後、それらを紹介し、私の考察を加えて行きたいと思う。
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