福壽草(その1)
荒川洋治『夜のある町で』(みすず書房)の中で,小沼丹(おぬま・たん)『福壽草』が紹介されてゐた.いい随筆集だと言ふのでアマゾン経由で購入してみた(「本は本屋で買わう」と言つてゐたにもかかはらずこの始末).
届いてから驚いたのは,立派な造本だつたことである.箱に入つてゐる上に,箱も本もパラフイン紙で覆はれている.さらに本の表紙は布張り,書名と著者名は刻印されてゐる.いつも本を手荒にあつかつてゐる私への戒めであらうか.大事に読まねばならぬやうな気がしてきた.
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