2016.10.01

広島はまだ燃えている

今月11日,カープ優勝の翌日の記事として「広島は燃えていた」というのを書いていたわけである。

それからしばらくして,ちょっとはカープ優勝の熱が冷めたかと思いきや,まだ広島は燃え続けているのである。

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「広島銀行は広島東洋カープを応援しています」

JR広島駅の通路にはカープV7記念の寄せ書きが掲示してあるのだが,ファンの熱意が凄い。

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これを拡大すると,

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「カープのおかげで毎日が楽しい」

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2016.09.26

スカーレット・ヨハンソン主演の「攻殻機動隊」のティザー動画が出た件

"Ghost in the Shell",つまりハリウッド版「攻殻機動隊」の予告編というか,ティザー動画がアップされたわけである。

先日(8月27日)の本ブログ記事でも取り上げた(参照)が,少佐はスカーレット・ヨハンソン,荒巻部長は北野武が演じている。上の動画を見ると,山海塾的な人々がいて,『マッド・マックス 怒りのデスロード』のウォーボーイのように見えた。

なんかこのティザーを見る限り,荒巻部長は公安側というよりもアウトレイジ側のような気がしてならない。大丈夫か?

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2016.09.24

YCAMにて空族最新作「バンコクナイツ」ジャパンプレミア&爆音上映

YCAMで「バンコクナイツ」を爆音上映することになったので,ツマとともに見てきた。

空族・富田克也監督の作品で3時間超の長編。

バンコクとタイ東北部(イサーン)ノンカーイを舞台に,元自衛隊員のオザワとイサーン出身のホステス・ラック(イン)の交流を描いている。

今年のロカルノ映画祭の国際コンペティション部門で10代の若者が選ぶ「若手審査員・最優秀作品賞」に選ばれた。

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登場人物たちの演技力は必ずしも高いレベルとは言えないが,東南アジアを頻繁に訪ねる小生から見れば,東南アジアの空気が良く描かれていると感じた。とくにノンカーイのあたりの田園風景や街並みを見ると,「ああ,これこれ」とヴィエンチャンにいる時の感覚が蘇ってくる。

東南アジアの空気感をより感じさせてくれるのが,バックに流れるイサーンの歌謡,モーラムの調(しらべ)である。爆音調整による音響と館内の湿気を含んだ熱気によって,臨場感は否が応でも盛り上がる。

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今回の上映では,爆音上映の仕掛け人,boidの樋口泰人だけでなく,監督の富田克也,主演女優のジョイほか,soi48その他,主要なスタッフが勢ぞろいして舞台挨拶をしていた。

上映後は,監督,主演女優自ら物販を行っており,先日の爆音映画祭並みのお祭り状態になっていた。

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↑左が富田克也監督,そしてその隣が主演女優のジョイ

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2016.09.19

YCAMで映画二本・「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」&「ディストラクション・ベイビーズ」

この祝日,台風が迫り,あまり良くない天気の下,ツマと一緒にYCAMに出かけ,映画を二本観てきた。


◆   ◆   ◆


一本目は冨永昌敬によるドキュメンタリー映画「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」。

周囲の人々が言うように,赤塚不二夫という人は,くだらないことに対して真摯に取り組む生真面目な人だったのだろうと思う。その結果,「レッツラゴン」でギャグとナンセンスの境地に達してしまった赤塚不二夫は,自分自身を素材としてギャグを展開するしかなかったのだろう。

証言者の一人として古谷三敏が出てくるのだが,BSフジでやっていた「レモン・ハート」の特番出演時よりもずいぶん矍鑠(かくしゃく)としていた。赤塚との思い出話になると力が入るのかもしれない。

赤塚不二夫の最大の「作品」であるタモリはこのドキュメンタリーの証言者には連なっていなかったが,エンディング曲「ラーガ・バガヴァット」を即興で歌い上げることによって,感謝の気持ちを捧げていたのだのだと思う。


◆   ◆   ◆


二本目は今年のロカルノ国際映画祭で新鋭監督コンペティション部門の最優秀新人監督賞に輝いた真利子哲也監督の「ディストラクション・ベイビーズ」。

松山の市街地や三津浜の港を中心に,清々しいまでの暴力の連続。日本映画史上どころか世界映画史上でもこんなにひたすら暴力が続く映画はないのではなかろうか?

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柳楽優弥が演じるダークヒーロー芦原泰良は,ほとんどしゃべらず薄ら笑いを浮かべ,暴力をふるい続けるだけ。不気味で良い。

柳楽優弥のみならず,菅田将暉(すだ・まさき)や小松菜奈や村上虹郎(村上淳とUAの息子)といった若手俳優の演技の上手いこと。でんでんの演技もさすがですけど。

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リアルな絵で大法螺を

先日の記事で消化したように,Eテレの「浦沢直樹の漫勉」で池上遼一先生が取り上げられていたわけである。

浦沢直樹との会話の中で,池上先生はこう言っていた:

「リアルな絵で,荒唐無稽な話をやりたいんですよね。『こんなことあるわけないだろう』『こんな主人公いるわけないじゃん』ってなるんだけど,絵をリアルに,演出をリアルにすることによって,『ひょっとしたら』って思わせる。それがまあ,僕の仕事だなと思っているんで。」

まさにそうだよなぁと思うのが最近の作品,『アダムとイブ』である。透明人間vsヤクザというのが,もうどうかしている。もしこの話がギャグマンガ風の絵だったら全然面白くなかったと思う。しかし,池上先生のリアルな絵で描かれることによって,ホラ話がホラ話に見えなくなってくるという錯覚と快感が生じる。

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「リアルな絵で大法螺を」ということで思い出すのが,星野之宣。

『2001夜物語』で,マイクロブラックホールを高速回転させる超空間航法「ミュー駆動」が開発されたとき,本当にそういう航法ができるような気がした。あれも,星野之宣のリアルな絵があればこそである。

また,『ヤマトの火』やその改訂増補版である『ヤマタイカ』などで出てきた「火の民族仮説」なんか,リアルに描かれた登場人物たちの巧みな説明のせいで,今でも小生の古代史・考古学・民俗学の世界観の基盤をなしてしまっているぐらいである。あな恐ろし。

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2016.09.16

NHKの番組編成が嬉しけしからん件

2016年9月15日のNHKの番組編成が嬉しけしからんので,一言申し上げておく。

午後10時から

NHK総合で「クローズアップ現代+」「リオ閉会式の舞台ウラ 仕掛け人たちが初激白」
Eテレで「浦沢直樹の漫勉」「池上遼一 55年第一線 活躍続ける伝説漫画家 美男美女へのこだわり」

というように興味ある番組が2つ同時に放送されたわけである。

面白い番組が同時刻だと困るんですけど。

仕方ないのでハードディスク録画をした次第。

先に「リオ閉会式の舞台ウラ」を見たが,その中で閉会式の演出・振付を担当したMIKIKO先生から学んだこと:

限られた数(50人)のパフォーマー達が競技場の広い舞台で霞んでしまわないようにするためには,「一人を拡張して見せる」しかない。

中小企業が生き残るための戦術にも同じことが言えるだろう。

で,次に「漫勉」「池上遼一」を見たのだが,池上遼一先生,凄い。

【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】第九話:池上遼一と福井の越前ガニ 」でも指摘されているが,池上遼一先生に関しては

  • 年々,画力が向上している
  • 美しい日本人の男女を描くことができる

という2点を強調しておきたい。あと,アタリをつけるときに定規を使う人は初めて見た。几帳面さがよくわかる。

『アダムとイブ』の悪役,スメルを描くところが放映されていたが,筆遣いが本当にすごい。

池上遼一先生が描くヒーローたちは,必ずと言ってよいほど憂いを含んだ表情をしているのだが,それは,ヒーローたちが自分たちを「終わりゆく時代の人たち」だと認識しているからではないか,という浦沢直樹の指摘は鋭い。

「男たち,美しく」(by 「戦場のメリークリスマス」)
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2016.09.15

鹿児島って東洋のナポリ?

University of Exeterの研究者によれば,桜島が巨大噴火する可能性が高まっているとのこと。

"Magma Build-up at Japanese Volcano Poses Threat to 'Naples of the Eastern World'" (2016年9月13日,Science Newsline)

それはそれとして,鹿児島は「東洋のナポリ」と呼ばれていたんですね。寡聞にして知りませんでした。

ちなみに,「ナポリ東洋大学」(Università degli Studi di Napoli "L'Orientale")という大学がイタリアのナポリにあります。

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2016.09.14

『カンニング・スタンツ』第三十七話開始,リクナビ『ワンマン社長は決断が早すぎる』連載開始

これまでにもたびたび紹介してきたが,季布を狂言回しとして秦末・楚漢戦争を描いている『カンニング・スタンツ』の新章が始まった。

今回のタイトルは「第三十七話 新戦場」である。楚の項籍(項羽)と秦の李由の戦いを描く。

あと最近の面白い漫画としては,リクナビで連載が始まった,にぎりこぶし作『ワンマン社長は決断が早すぎる』がある。

「中小企業あるある」という感じか。絵が達者。

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